もやしの賞味期限はいつまで?切れるとどうなっちゃうんだろう?
みなさんもやしに消費期限が書いてあるものと書いていないものがあるという事にお気づきでしょうか?
スーパーに売っている野菜一つ一つにもちろん書いてありませんよね。
だからもやしにも書いてあるわけがない…と思うでしょうが、もやしに関しては消費期限が書いてあるものもあるのです。
書いてあればきっちり守る人が多いでしょうし、目安にもなるので安心できますよね。
でも数字が書いていないと
「この間買ったけどいつまで食べられるの」
「消費期限が書いていないものはどうしたらいいのだろうか」
などなど、たちまち混乱状態に陥ってしまいます。
消費期限のカラクリともやしの安全に食べられる状態について説明します。
もやしの期限はいつ?
大体3日以内と考えた方が良いでしょう。
もやしの消費期限は、製造月日から消費期限までを含め、3日以内に設定しているものがほとんどだからです。
なぜこんなに日持ちしないかというと、もやしは外部からの衝撃にとても弱く、温度管理にも大変な注意を払わなければならないほど、とてもデリケートな野菜なのです。
パンの消費期限が迫るとパンが乾き、固くなり、カビが生えます。ほかの消費期限が書いてある総菜類や弁当類も異臭が出たり、水分が出るものもありますね。
こうはっきりわかれば流石に食べることは難しいですよね。
もやしだとはっきり「これはダメ」という明確な線引きが無く、わかりにくいですね。
日が経つにつれ、もやしはどうなっていくのでしょうか。
消費期限が切れる・期限が迫るとどうなる?
買って3~4日経ったものに起こりやすい変化です。
- もやしから水が出はじめる。
- 茎の部分にハリがなくなり、やわらかくなる。
- 少し臭い始める
最初に主にこの変化が現れます。
この程度なら状態にもよりますが、しっかり洗えばまだ食べられる状態のものがほとんどです。こうなる前に食べきってしまいましょう。
消費期限が過ぎちゃうとこうなる
大体5日~7日経過するとどんどん傷みが酷くなります。
- もやしから水が出て袋の中に不自然な量の水が溜まる
- もやしが白色から黄ばんだ色味になり、次第に茶色へ変色していく。
- 酸っぱい臭いがする
- もやしがぬめっている
もう食べることは厳しいですね。
というか絶対に食べないでください。
食あたりをおこす可能性が非常に高く、とても危険です。
酸っぱい臭いが強いとどんなに洗っても加熱をしても臭いを取ることが出来ないので、残念ですが処分をしましょう。
1週間以上経過‼更に日が経つにつれ・・・
- もやしの色が茶色から黒色になっていく。
- もやしが溶ける。
- 酸っぱいどころではない強烈な腐敗臭を放つ。
ここまでくると袋に入っていても触ることをためらう程になります。
見た目も見るに堪えない状態になってしまっています。
せっかくおいしいもやしを作り、売ってくれている方たちのためにも、もやしは買ったらおいしいうちに早く食べてしまいましょう。
もやしに限らずですが、野菜を腐らせてしまうと本当にすごい臭いがします。
忙しさに追われて冷蔵庫にしまい忘れたり、使い忘れたりと色々苦い思い出があります。
「本当に臭いで体調不良になるんだぁ」と身を持って知ることにもなりました。
嗅がずに済むに越したことはないので、何度も言いますが、買ったら早く食べましょう。
期限が書いていない⁉いつまでに食べれば大丈夫?
「食べ物には書かないとダメなのでは?」
「書いてないのもあるなんて…不安になる」
そんな不安な声が聞こえてきそうですが、実はもやしに関しては…
買いても書かなくてもどちらでも良いんです‼
驚かれた方もいると思います。
食べ物に関連した仕事をしている私でも色々調べて初めて知ったことでした。
なぜそんなアバウトでいいのかというのは、後ほど詳しくご説明しますね。
話を戻します。例えばの話になりますが、
もやしが製造から店頭に並べられ、販売を開始するまで約1日かかるとします。
最初に言ったように、消費期限が書いてあるものは製造から消費期限が3日間とされているものがほとんどです。この消費者の手に渡るまでですでに約3分の1かかっています。
(もちろん1日経たずと販売まで出来るところもあるかもしれません。)
そうなると、単純に引き算をすると、
購入してから消費までは約2日間ということになります。
このことを踏まえると
消費期限記載のないものは、購入して2日以内に食べてしまうのが理想とされます。
2日過ぎたから絶対に食べられない!!ということは考えにくいです。
もやしの状態をしっかりとチェックすれば安心して食べることができます。
消費期限について
先ほど少し触れた「消費期限」について少し説明をしたいと思います
消費期限とは決められた方法によって保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれのないと認められる期限を示すものであり、代表的なものとして弁当や調理パン、ケーキなどの焼き菓子がこれに該当します。
日付の目安はそれぞれ異なりますが、2~5日の範囲で記載されているのが多いと思います
反対に、スナック菓子や缶詰などの品質の劣化が比較的遅い「加工品」の多くは「賞味期限」に該当します。
賞味期限は消費期限と違い、期限を過ぎた場合であっても、すぐに品質が保持されないものを指します。
もやしも野菜の中では特に品質の劣化が早いのでこの「消費期限」に当てはまるのです。
「やっぱりもやしには期限を書かないとダメじゃないか!」と思いますよね。
なぜすべてのもやしに消費期限が記載されていないのでしょうか?
ここに先ほど「どちらでもいい」といった答えがあります。
もやしはニンジンやキャベツと同じく野菜であり、「生鮮食品」の仲間にはいります。
しかしこの生鮮食品には農林水産省の一部規定によると記載義務のないものもあるのです。
だから極端に言ってしまうと「どちらでもいい」のです。
消費期限を設定するのは製品に責任を負う製造業者ですから、記載しているメーカーとそうでないメーカーがあるのですね。
まとめ
- 消費期限の書いてあるものとそうでないものがある。
- 消費期限は大体製造月日から3日以内のものがほとんど
- 書いてないものも同様、またはそれ以上に早く食べるようにしましょう。
- 消費期限が過ぎるとみるみるうちに傷んでいきます。
- 傷んだり腐ったりしたものを食べると食あたりの可能性が!しっかりと状態をチェックし、安全を確認してから食べましょう。
これだけ様々な情報を紹介してもやはり実際のものを見てみないとわからないこともあります。
袋から出したときに、見た目や、手触り、臭いなど、もやしから得られる情報はたくさんありますから、落ち着いて観察して判断すれば大丈夫です。