野菜炒めは冷凍保存できる? 保存期間や日持ちについても!
野菜炒めといったら、料理があまり得意ではないような人でも簡単にできるメニューの一つですね。
もう1品欲しいときや、余った食材でパパっと作れますから野菜炒めを作る機会は多いのではないでしょうか?
作る機会が多いからこそ出てくるのが「冷凍できるのか」「いつまでもつのか」この2点ですよね。
今回はただ冷凍させるポイントだけでなく、解凍した時においしく食べられるコツをお教えします。
野菜炒めは冷凍保存できる?
もちろんできます。
作りすぎてしまった時や複数回に分けて食べたいという時は,冷凍できるととても助かりますよね。
野菜炒めはちょこちょこ作るというよりも結構余った食材をドカッと入れて作りすぎちゃったというイメージがあります。
特に一人暮らしをしていたり、忙しくて食事を作ることにあまり時間をかけたくないという人もいるかもしれませんから、そういった人たちは予めある程度の量を作って冷凍してストックしておくという手段も有りですね。
冷凍するとなにかと便利
冷凍することのメリットとはなんでしょうか?
1,時間の節約
調理時間は解凍のみですから、食事の準備にかける時間はかなり短縮できます。
2,量の調節ができる・少量から使用できる
冷凍する時に「また余ったら冷凍すればいいや」と1つにまとめるのではなく、先に食べる分だけ、使う分だけと小分けにしておくことで食べる量が調節できます。
3,ちょっとした1品料理や付け合わせになる
献立を考える時って先に肉や魚を使ったメインから考える人が多いのではないでしょうか
そんな「メインを考えたり作るだけで大変だし面倒くさい」という人は副菜や付け合わせとしてストックしておけば解決です。
予めストックしておけば、あとは電子レンジで解凍するだけですから時間も手間もかかりませんからね。
注意点
ここで実際に野菜炒めを冷凍する時のポイントをおさえておきましょう。
レタスは解凍の時に、水分が出て水っぽくなってしまうのであまりおすすめはできません。
たけのこや山菜類などの繊維、スジのあるものも食感が変わってしまいます。
レタスなどを入れるときは、ほんの少しの量にするか、先に食べてしまうなどして冷凍するものには入れないようにすると良いでしょう。
冷凍してOK
野菜炒めを冷凍しても問題はありません。
ただし、冷凍に向かない食材もあるので、何でもかんでもOKという訳でもないです。
水分の多いもの、繊維質のものは避けるようにしましょう。
野菜炒めの保存期間は?
冷凍の保存期間は大体1~2週間が目安です。
条件によっては最大1カ月近くまで大丈夫なようです。
なぜその期間なのか
一般家庭で調理されたものの冷凍保存期間は野菜炒めに限らず、平均的に1~2週間程度と思っていた方が良いでしょう。
というのも、家庭用冷凍庫は飲食店などにある業務用の冷凍庫と違って冷凍するパワーも違います。そして開け閉めが頻繁なので常にマイナス18度をキープできないからです。
ちょっとした開け閉めで温度が変わってしまい、冷凍庫内にある調理品にも少なからず影響があります。
「冷凍してあるからずっと置いておけるし大丈夫」と過信せず、折を見て早めに使っていくようにしましょう。
冷凍前提で野菜炒めを作るときのポイント
冷凍をする前提で野菜炒めを作るときのポイントがいくつかあります。
これを知っていれば今までの冷凍した野菜炒めとは、ちょっと違うものが出来るかもしれません。
1,味は濃い目にしておく
電子レンジなどで解凍すると、野菜から水が出やすくなります。
これはどうしようもありません。
水分が出てくるということは、味が薄まるということになりますから、その事を想定し味付けを少しいつもより濃い目にしておきましょう。
2,火を通し過ぎない
電子レンジで解凍するとき、解凍と同時に再加熱もされるという事を覚えておくと良いでしょう。野菜炒めを作るときに、完全に火を通してしまうと、解凍後に食べるとしなしなになってしまっていることもあります。
キャベツやもやしなどは「もう少し火を通した方がいいかな…」と思う段階くらいで丁度良いのかなと思います。
3,いっそのこと炒め煮にしてしまうのも有り
ここまで色々書いてきましたが、「野菜の水分とか味付けとか火加減なんてわからないよ…」と頭を抱えてしまう人もいるかもしれません。
私も最初はまさにこんな感じでした。
「何を言っているんだ?」ってなりますよね。
そこでおすすめしたいのが、「炒め煮」です。
ある程度炒めた後に、水分や調味料を足して「炒め煮」にしてしまいましょう。
そうすることで解凍するときにいちいち設定時間だの野菜が固いだの細かいことを気にしなくて済みますからね。
慣れてきたら水で溶いた片栗粉を入れれば「あんかけ」にも出来ますし、レパートリーを増やすこともできますよ。
4,小分けにする
最初にも少し触れましたが、使う分ずつ小分けにしておくと良いです。
冷凍と解凍を繰り返すことによって食感は変わるし水が出てくるしなど、どんどんおいしくなくなっていきます。
5,空気を出来るだけ抜く
ここまできたらあともうひと手間かけてあげましょう。
できるだけ空気を抜き、密閉状態を作ってください。
隙間がなくなることによって霜が付きにくくなったり、冷凍庫内で他の食材ににおいが移るのを防いだりできます。
6,粗熱をとってから急速冷凍
出来上がりで熱々のものを冷凍庫に入れると冷凍庫内の温度が急に上がってしまい、他の食材の状態が悪くなってしまいます。
粗熱がとれたら冷凍庫へ、冷凍強度を強めにするなどして一気に凍らせてしまいましょう。
冷凍でもおいしく食べられる
ほんの少し手間をかけてあげれば冷凍にしてもおいしく食べられます。
冷凍保存のポイントは「空気を抜くこと」です。
野菜炒めの日持ちは?
あまり長くは日持ちしないようです。
多くの人は翌日には食べきることが多く、人によって様々で、2日から5日ほどは大丈夫だという意見も多かったですね。
どんな料理でも言えることですが、やはり日にちが経つにつれ風味が落ち、味や香りも変わってきます。
野菜からは水分が出てきてびちゃびちゃになったり、食感もしなしなになり、作ったその日のような食感は無くなっていきます。
ずっと冷蔵庫に置くくらいなら冷凍してしまおう
野菜炒めの保存期間は、使っている食材にもよりますが3日間以内を目途にしておくのが良いと思います。
日数は保存期間の目安としてもちろん大事な要素の一つです。
食材や調理したものはその時期や温度、保管環境などによって大きく変わります。3日経っても平気な場合や逆に翌日、2日後にダメになってしまうこともあります。
食べるときに必ず見た目や臭いをチェックしてください。
異臭がする、糸を引いているなど「少し変だな」「いつもと違うな」と少しでも感じたら、残念ですが食べずに処分するようにしましょう。
食べきらずに処分することが無いようにするために、個人的には2日過ぎるようなら冷凍保存をすることをお勧めします。
まとめ
- 野菜炒めは冷凍保存できる
- 冷凍するときは空気を抜き密閉状態にする。
- 野菜炒めは日持ちしない
- 何日も冷蔵庫に置くなら冷凍保存
今週のお題「修学旅行の思い出」
野菜炒めはいつ食べるのか、どのくらい食べるのか、何とあわせるのかなど用途にあわせて色々な調理法があるお手軽メニューです。
目的に合わせてメニューを変えるのと同じように保存方法も使い分けられると良いですね。